C:どちらもイヤだ!
「俊夫さ…っ!助けて下さい!」


僕は力の限り、俊夫さんに向かって叫んだ。
それでも美樹本さんはひるむ事なく、シャツの裾から手を突っ込んでくる。

俊夫さんは、何かためらったような表情でこちらを見ていたが、
その瞬間、俊夫さんに手首を掴まれた。
どうやら僕を助けてくれようとしているようだった。
ほっとしたのも束の間、それでも美樹本さんは我を忘れたように僕を責め続る。
思わず僕の口から嬌声が漏れる。

「はぁ…っ…ん…」

最早、体も震えて力が出せず、半泣き状態の僕は、俊夫さんに目で訴え続けた。
ふと、俊夫さんの目が怖く感じたが、俊夫さんはすぐさま後ろを振り返って、助けを求めた。

「みどり!手を貸してくれ!」

…なぜ、みどりさんを?
第一、真理しかいないはずなのに何故?
僕は俊夫さんが助けを求めた人物を見た。
そこには…

A:俊夫さん!?
 なぜ俊夫さんが二人も…。
 原稿なし
B:美樹本さん!?
 なぜ美樹本さんが二人も…。
 原稿なし
C:僕がいた。
 どうして僕がいるんだ!?

D:人ではない何かが揺らめいていた。
 これは一体…?
 原稿なし


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